虫歯になりやすい人の特徴

むし歯

なぜ毎日歯磨きしているのにむし歯になってしまうんだろう。。。と悩んでいる方はいませんか?

むし歯になりやすい・なりにくいのは歯磨きだけが原因ではありません。

この記事ではむし歯になりやすい人の原因を分かりやすく解説し、解決策も提案していきます!

歯ならび・嚙み合わせに問題がある

歯並びが悪いと、もちろん歯磨きが難しくなります。

たいていの方は歯ブラシを横に動かして磨くと思いますが、横磨きだと歯並びから外れている歯にはうまく歯ブラシが当たりません。

デコボコしている部分には汚れも溜まりやすくなり、お手入れも難しくなるのでむし歯になりやすいと言えます。

噛み合わせについてですが、上下の歯がしっかり嚙み合っていないと食べ物の流れが悪くなり汚れが溜まりやすくなります。

多いのが前歯が嚙み合わず、噛み合っていない部分だけ汚れが多く残ってしまっているケースです。

解決策としては

・歯列矯正をする(嚙み合わせが悪い場合でも同様)

・ブラッシング指導を受ける

・定期的にクリーニングへ行く

が考えられます。歯列矯正は時間もお金もかかるので簡単に治療の決断はできないと思います。

まずはブラッシングの仕方を指導してもらい、自分に合った磨き方を習得するのがオススメですね。

自分の嚙み合わせが良いのか悪いのか分からない方も多いので、歯科医師に診てもらうのもいいですね。

唾液の質がよくない、唾液が少ない

唾液には口内環境を守ってくれる働きがいくつもありますが、歯にもたらしてくれるいい影響の代表的なものといえば

・歯や粘膜に付着する汚れや異物を洗い流してくれる

・歯の表層が溶けるのを防ぐ、溶け始めた歯を修復する再石灰化作用がある

・口の中を中性に近づけてくれる(口内が酸性の状態だと歯の表面が溶けやすくなります)

などです。

そもそも唾液が少ないと、これらの作用も減ってしまいます。

唾液の質は、歯科医院の『唾液検査』で口内の細菌を調べることができます。

※すべての歯科医院で唾液検査をしているわけではありません。

口内にはたくさんの細菌が居ますが、むし歯になりやすい人に多い細菌があるので、むし歯になりやすい方は検査を受けてみてもいいかもしれません。

その結果から、歯磨剤・洗口剤などを選んでセルフケアを行うのがいいですね。

歯の質が弱い

遺伝的なものもありますが、歯の質が弱いということは歯の表面が溶けやすく穴があきやすいということになります。

むし歯菌であるミュータンス菌は新生児には存在せず、両親がむし歯になりやすい・むし歯が多いと感染する機会も多くなります。

食生活・生活習慣も同じようになるのでむし歯になるリスクが高くなると言えます。

解決策としては子どものうちから定期健診でフッ素を塗布してもらうと歯の質が強くなりむし歯になりにくくなります。

ただ、フッ素を塗ったから大丈夫というわけではなく一番大切なのはセルフケアなので、定期的なフッ素塗布とセルフケアで小さいころから歯を丈夫にしていくことが大事になります。

成人の方で出来るケアだと、フッ素が入っている歯磨剤を自宅で使用することをオススメします。

フッ素の含有量は日本では1500ppmが最高濃度ですが(大人の場合)ドラックストア等でみかけるフッ素入り歯磨剤は1450ppmが多いです。

成人の方は購入する場合、フッ素含有量が1450ppmのものを選びましょう。

!注意! 大人の場合に限ります。年齢によってフッ素を使用する濃度や用量に制限があります。

口呼吸をしている

口呼吸をしていると、口の中が乾燥します。

唾液には勝手に口内をキレイにしてくれる自浄作用や抗菌作用があるので、口の中が乾燥状態だと唾液の作用が発揮されません。

口呼吸を治すのが良いですが、難しい方は常に口の中を湿潤状態にしておくためにガムを噛んだり、こまめに水分を取ったり、うがいをしたりすることをオススメします。

ガムを噛む場合は砂糖不使用のガムを選びましょう。キシリトール入りのガムがオススメです。

出典:歯科素材.com

そもそも歯磨きが不十分である

歯磨きをいい加減にやっていたらむし歯になるのは当たり前です。

多くの人は、歯磨きをきちんとやっている!と思い込みがちです。

残念ながら『やっている』と『できている』は違うのです。

人にはいろんな癖があるように、歯磨きの仕方にも癖があります。

しっかり磨いているつもりでも、毎回磨けていない部分がある事が多いです。

毎回磨けていない部分があったらむし歯になってしまうのは当然です。

『やっている』から『できている』にするためにはやはり歯科医院に行き定期健診で磨けていない部分をチェックしてもらうことが大切ですね。

苦手な部分の磨き方も教えてくれますよ。

歯科医院でチェックしてもらうのが一番ですが、自宅で磨けていないところをチェックする染め出しの錠剤なども売っていて、磨けていないところが赤く染め出されるのでわかりやすいです。

まとめ

むし歯になりやすい人の特徴をお話してみました。

・歯並び、噛み合わせに問題がある

・唾液の質が悪い、唾液の量が少ない

・歯の質が弱い

・口呼吸をしている

・そもそも歯磨きが不十分

ご自身に当てはまる項目はありましたか?

少しでも心配になった方は一度歯科医院で相談してみましょう。

きっと優しい歯科衛生士さんが話を聞いてくれますよ!

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